本来なら冬に向かい寒くなるはずが、日中は半袖でも過ごせるくらいに季節外れの陽気が続いていた11月初旬の2日間、中学生が職業体験に来てくれた。写真は自己紹介をしてもらっている様子である。
社会見学等で施設に見学しに来て頂いた事は度々あったが、丸一日、二日間も来てくれるのは初めてである。
職業体験で介護を選んでくれてありがたく思っている。ほんの少しでも職業体験を通じて介護に興味を持ってもらえたらうれしい。
職業体験をするのに、先生と話をしたのは初回だけで後は本人たちが直接電話をかけてきて、打ち合わせの日にちを決め、事前に施設まできて当日の予定を確認する。
自分が中学生だった頃の事を思い出すと、とても出来そうにない。頭が下がる思いである。
↑一緒に体操をしている様子 その1
当日は少し緊張している様子。人前で話をしたり、体操をすることなど、滅多に無い。緊張しながらでも良くやってくれたと思う。
何故か利用者様もいつもより気合が入っているように感じる。
いつもと違う刺激はやはりあった方が良い。
利用者様の顔が明らかに違う。話をしだしたら止まらない。
リハビリそっちのけで話されている。たまには良いと思う。
↑体操の様子 その2
体操やレクリエーションそしてお茶出し等、一生懸命働いてもらう。
歳の差、およそ70歳。昔の話になると驚きを隠せない
「わらじを自分で編んで、それを履いて学校へ行っていた」
「バナナは高級品で一本食べたことが無い」
今の生活からは想像が難しいかも知れない。
中学生に流行っている事を聞いてみた。
いろいろ教えてくれたが、一度で覚えられそうにない。
正直難しい(笑)
他愛ない話だが、皆様楽しそうにされる。
世代間交流が、子供にも高齢者にも良い効果をもたらす。
正しくその通りだと実感した。
↑絵が得意との事なので絵しりとりを披露
職業体験を受け入れる時に多少の心配や不安はあったが全て杞憂に終わった。頑張って働いてくれた中学生と受け入れてくれた利用者様のお陰で我々も貴重な体験をさせて頂いた。
利用者様からは「来てくれてありがとう」「また来てほしい」「楽しかった」などの言葉をかけて頂いた。
中学生はどう感じただろうか。
介護に携わる身としては、この仕事の大切さとやりがいが伝わればうれしく思う。(さすがに2日では厳しいか(笑))
少なくともほんの少しで良いので興味をもって頂けたらうれしく思っている。
将来の夢を聞くと「絵をかく事」「部活動に関係した仕事」と答えてくれた。
10年後同じ質問をした時に「介護の仕事」が選択肢の一つとして加われば良いなと思っている。
また次回があれば是非来て頂きたいと思う。
・・・・後日先生からメールが届いた。
総合授業で生徒たちの振り返りの感想と丁寧なお礼のメールであった。内容は
職員がやさしくしてくれたので緊張せずに楽しくできた。
利用者の方が知らないことを教えてもらって充実した体験ができた。
と頂いた。嬉しいかぎりである。
いつもあすなる日記をご覧いただき誠にありがとうございます。!(^^)!
もう少しまめに更新したいと思っていますので、またお付き合いください。今回は長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。